ガーミンのタフネスウォッチ「Instinct 2」をレビュー。前作から大きく進化。

Garminの新作スマートウォッチInstinct 2が発売され、前作Instinctから大幅にアップデートされました。

早速購入してみましたので使用感をレビューしていきたいと思います。

ラインナップ

今回のInstinct 2の新モデルには複数のラインナップがあります。

  • Instinct 2(通常モデル)
  • Instinct 2 Dual Power(ソーラー充電モデル)
  • Instinct 2S(小型モデル)
  • Instinct 2S Dual Power(小型ソーラー充電モデル)

新モデルでは新たに小型モデルも登場。
従来のケース径45mm対し、こちらは40mmとなっています。
これらのモデルに加え、マリンアクティビティに対応したSurf Editionやミリタリー機能を備えたTactical Editionがあります。

私が今回購入したのは通常モデルのInstinct 2になります。
そこまでタフな使い方を想定していないことや、通常タイプでもバッテリーの持ちが非常にいいため本機を選択しました。

モデル別の価格

各モデルの価格です。

モデル価格(すべて税込)
Instinct 249,500円
Instinct 2 Surf Edition55,000円
Instinct 2 Dual Power62,700円
Instinct 2 Dual Power Surf Edition68,200円
Instinct 2 Dual Power Tactical Edition 68,200円 
Instinct 2S49,500円
Instinct 2S Dual Power62,700円
Instinct 2S Dual Power Surf Edition68,200円
価格一覧

外観

それでは中身を見ていきましょう。

外箱
中身

箱や外観は非常にシンプル。

同梱品

付属品は充電ケーブル(アダプタは付属してません)、クイックマニュアル、ステッカーとなります。

充電ケーブルは片側USB-Aで本機の接続側は特殊な形状をしています。

本体への差し込み端子
本体背面

充電端子は本体裏面にあり、こちらにケーブルを差し込みます。
ケーブルは「カチッ」と差し込めるので、簡単には外れることはありません。

普段使用しているApple Watchの充電とは違い、ケーブルを抜き差ししなければいけないのでやや面倒に感じます。

本体側面左側には物理ボタンが3つあります。

本体側面右側には物理ボタンが2つとなります。

画面にはタッチ機能がありませんので、これら5つの物理ボタンで操作をしていきます。

それでは実際に装着してみます。
実際に装着するとこんな感じです。

思ったほどのゴツさは感じませんでした(腕の太さなどで感覚に個人差はあると思います)
バンド穴も複数あるため柔軟に調整をすることができます。

私は標準バンドがイマイチだと感じましたので社外品の黒ナイロンバンドに交換しました。
ピンを抜いて交換するだけなので非常に簡単です。
バンドのラグ幅は22mmとなります。

ナイロンバンドに交換

私が購入したバンドはこちらです。

ミリタリー感が増したことや、ループナイロンバンドなので装着もバンドの穴に通す必要がなくラクになりました。

前作からの進化点

  • バッテリー持続時間の向上

スマートウォッチモード利用の場合、最大28日間稼働。(前作は同条件で14日間稼働)

ソーラー充電ができるDual Powerモデルが設定され、こちらを選択した場合は、スマートウォッチモードでは一定の条件下で無制限の稼働時間になります。

  • Suica決済が可能に

Garmin Payに対応し、Suicaでの決済ができるようになりました。
ラピッドパスカードというデバイスを操作せず、かざすだけで支払いができる機能も搭載されています。
(Apple Watchに搭載されているエクスプレスカード機能と同等です)

  • ディスプレイの解像度がアップ

旧モデルが128×128pixに対し、新モデルは176×176pixとなります。
限られたディスプレイ範囲の中で非常に細かい字なども鮮明で、見やすいディスプレイとなっています。

専用アプリ「Garmin Connect」

専用アプリ「Garmin Connect」が用意されており、iOS・Androidそれぞれに対応しています。

各種設定やウォッチで収集された健康データなどを確認することができます。

トップ画面
メニュー

心拍数や消費カロリー、睡眠データなどを確認することができます。
特に睡眠に関しては詳細なデータを客観的に見ることができるので非常にいいです。
純正アプリでここまでデータを収集してくれるのであれば、健康管理のためお風呂以外はずっとつけっぱなしになりそうです。

ここがイイ点

  • 多種多様なアクティビティやフィットネスに対応

ランニングやサイクリングをはじめ、様々なアクティビティやフィットネスに対応しています。
個人的にはゴルフモードが嬉しい機能だと思っています。
コースをダウンロードでき、GPS距離計として利用できるようです。まだ使ったことはありませんので使用感などは現時点ではわかりません。

  • バッテリーの持ちが非常にイイ

カタログ値ではスマートウォッチモードで28日間稼働となっています。実際に丸一日装着してみましたが、バッテリーは全然減りません。
GPS・光学心拍モードでは約30時間の稼働時間となります。

Apple Watchの場合は持って丸二日という感じなので充電頻度も少なく非常にラクです。

イマイチな点

  • 作りにチープさを感じる

プラスチックの質感も含め全体的に安っぽさを感じます。
タフネスウォッチの類では、CASIOのプロトレックスマートを持っていますが、それと比べると余計にそう感じます。

左:Garmin Instinct 2 右:CASIO プロトレックスマート
  • 機能は豊富だが、それゆえに操作が複雑

様々な操作を本体側面にある5つの物理ボタンで行います。
タッチでの直感的な操作ができませんので、わかりにくく感じます。
ある程度使い込んでいかないと、覚えられないと思います。

まとめ

ロングバッテリー、suica対応とより実用性が増した新モデル「Instinct 2」。
健康データのログも詳細に記録してくれ、日常使いに適したスマートウォッチではないでしょうか。

Apple Watchよりも装着機会が多くなりそうな予感がします。

ぜひ皆さまのご参考になればと思います。