Xperiaの5Gミッドレンジスマホ「Xperia 10 Ⅲ」をレビュー

現在サブスマホとしてAndroid機のGoogle Pixel 4aを使用中。
SonyのXperiaが気になっていたところにXperia 10 Ⅲが6月に発売。
Xperia 5 Ⅱと迷っていましたが、サブスマホということでミッドレンジの10 Ⅲを購入しました。
本格的にPixel 4aと入れ替えを行うかは、少し使用・比較してみて決めていきたいと思いますが、
Xpera 10 Ⅲのレビューを行っていきたいと思います。

外観

中身は本体とマニュアルのみ。
充電アダプタなどは一切入っておりません。

外箱も簡易的なデザインで必要最低限といった感じです。

本体前面
本体背面

本体はXperiaでは定番の縦長デザイン。
本体上部にはインカメラ、下部にはスピーカーがあり、ベゼル幅が若干あります。
本体背面は光沢仕上げで高級感を感じる一方で、側面は樹脂素材でチープ感が否めません。
ここは価格相応といったところでしょうか。

本体側面の右側には音量ボタン、指紋認証ボタン、Googleアシスタントキーがあります。

右から音量調節ボタン、指紋認証センサー兼電源ボタン、Googleアシスタントボタン

Googleアシスタントキーについてはほとんど使うことがないので、ボタンの出っ張りがないのは個人的にプラスポイントです。そもそもなければいい話ではありますが。

左側にはSIMカードスロットがあります。


SIMカードスロットはSIMピンを使うことなくスロットを引き出すことができます。
これは大変便利です。
SIMカードスロットにはmicroSDも挿入することができます。

カメラはトリプルレンズ構成となっています。

カメラは超広角、広角、望遠の3眼構成となっています。
上位モデルにはツアイスレンズが搭載されていますが、このモデルは違うようです。
ここはミッドレンジということもあり仕方がないと思います。

前作Xperia 10 Ⅱからの進化点

前モデルからの主な進化点です。

・プロセッサ:Snapdragon665 → 690 5G

・RAM:4GB → 6G

・ストレージ:64GB → 128GB

・バッテリー:3600mAh → 4500mAh

主に基本性能が向上した正統進化と言えます。
外観や機能面などではそこまで大きな違いはありません。

スペック

スペック表

良い点

比率21:9の縦長設計で非常に持ちやすい

横幅は約68mmとなっており、握りやすいサイズとなっています。
また縦長の画面比率なので、上下2分割表示にも適しています。
私は上半分でYoutube、下半分はChromeでブラウジングをすることが多いです。

LDAC対応

ハイレゾ音源をBluetoothで伝送でき、LDAC対応イヤフォンを使えば高音質で音楽を聴くことができます。
またDSEE Ultimateという機能が搭載されており、圧縮音源をアップコンバートし、高音質化してくれます。
こちらの機能もLDAC対応イヤフォンが必要です。
私はLDAC対応ソニーの1000XM4を使って聞いています。

サイドセンスが便利

画面右端に表示されている縦長バーを操作することで任意のアプリをマルチウィンドウで起動できます。

アプリの組み合わせは自由に設定できます。
またこの機能が不要な場合は設定画面からオフにすることも可能です。

悪い点

スピーカーがモノラル

モノラルスピーカーなので、イヤフォンを使わず本体スピーカーで動画の音声を聞く方は注意が必要です。
気になるかたはイヤフォンで聞きましょう。

指紋認証の感度がイマイチ

センサータッチからロック解除までの時間は、Pixel4aに比べ若干遅く感じます。
また一発で解除できないこともあり、感度は良いと感じません。
また、人によってはセンサーが本体側面にあるため、背面にあるタイプと比べ使いにくいと感じるかもしれません。

カメラがショボい

超広角・広角・望遠のトリプルレンズ構成ではあるが、写りは決して良くはない。
日中の明るい時に撮影すれば特に目立たないが、暗所での撮影はかなりノイズが目立ちます。
正直、一定のクオリティを求める方はあまり期待しないほうがいいです。

今回はワイモバイルで購入

今回は8/31までワイモバイルにて実施されていたPayPayポイント還元キャンペーンを利用し購入。
SIMフリー機はなく、キャリアのみ(ワイモバイル、ドコモ、au)の取扱端末です。
現在ワイモバイルではSIMのみ契約しており、オンラインでの機種変更にて購入。
ワイモバイルで機種を購入していなくても、機種変更扱いになるという不思議。

ワイモバイルでの通常価格は54,000円ですが、
・新規・MNPの場合:18,000円割引の36,000円
機種変更の場合:7,200円割引の46,800円 (今回はこちらの価格で購入)

これに加えてPayPayのキャンペーンにて5,000円相当のPayPayボーナスが付与されます。
SIMロック解除についてはマイページから簡単にできました。

ちなみに楽天モバイルのSIMを入れて使っていますが、楽天回線は問題なく使えます。
ただし楽天エリア圏外の場合に使用するパートナー回線(au回線)は使えないようです。

注意点

機種変更ということで、本体のみ送られてくると思っていましたが、
SIMも同時に送られ、回線切り替えの手続きが必要。
現在iPhoneで使用しているSIMの入れ替えを行わなければならず、かなり面倒だと感じました。
現在はnanoSIMを使用、今回のXperiaもnanoSIMなのでそのまま使えるようにしてもらいたいのが本音です。

まとめ

今回はXperia初の5Gミッドレンジスマホ「Xperia 10 Ⅲ」を紹介しました。
基礎的なスペックで物足りない部分はあるものの、利用スタイルによって割り切れるものとそうでないものがハッキリしている方にはいいのではないでしょうか。
中華製ライバル機と比べるともちろん価格は高いですが、各社値引きなどもあるのでそこまで手が出しづらいというわけではないと思います。

以上、「Xperia 10 Ⅲ」のご紹介でした。