Apple地図アプリ「マップ」が使いやすい。Google Mapとの比較。

iPhoneを使っている方々はマップアプリ何を使っていますでしょうか。

ほとんどの方がGoogle Mapを使っているのではないでしょうか。
そんな私もiPhoneを使い始めた当初から長らくGoogle Mapを使っていました。

昔のAppleの「マップ」アプリのイメージは「とにかく使いにくい」、「機能が大したことない」と言った感じ。
ただ最近、「マップ」アプリがかなり進化しているという話を聞くようになり、一度しっかり使ってみようと使ってみたところ、昔のイメージとガラリと変わっていました。
そんな「マップ」の使い勝手やGoogle Mapとの違いを紹介していきたいと思います。

Apple純正「マップ」の機能

「マップ」には4つの地図形式が準備されています。
「詳細マップ」、「ドライブ」、「交通機関」、「航空写真」の4つ。

  1. 詳細マップ:地図上により詳細な施設名などが表示。
  2. ドライブ:道路の混雑状況や国道・県道のより詳細な表示。
  3. 交通機関:地図上に鉄道の路線図が表示。
  4. 航空写真:衛星写真が表示。3D表示にも対応。
1.詳細マップ
2.ドライブ
3.交通機関
4.航空写真

もし皆さんがよく使うとすると、おそらく「詳細マップ」、「ドライブ」のいずれかになるのではないでしょうか。
私はカーナビとして使うケースが多いのでもっぱら「ドライブ」の利用頻度が多いです。

カーナビとして使ってみます

ルート設定

①アプリのトップ画面下部の検索欄に目的地を入力

トップ画面ではマップ上に現在地が表示されます。検索欄に目的地の住所または施設名を入力します。

②所要時間が表示され、ルートを確認

③希望ルートを選択し出発

ルート候補が複数表示されるので、希望ルートを選択すると案内が開始されます。

あとは案内に従って目的まで向かいます。

停車場所の設定

目的地を設定したあと、停車場所も設定することができます。
例えば案内中に、現在地近くのコンビニやガソリンスタンド、食事のためレストランに寄りたいなどといったケースで活用することができます。

①ルート案内画面で下部を下から上へスワイプし停車場所を追加をタップ

②ジャンルが一覧で表示されるので希望ジャンルおよび場所を選択

ここではガソリンスタンドを選択してみます。
選択すると、現在地周辺のガソリンスタンドが地図上周辺に表示されます。
あとは希望の場所を選択するだけ。
これで当初目的地の設定は残ったまま、指定したガソリンスタンドまでの案内に切り替わります。

キャンセルし、当初目的地への案内に戻りたいときは、案内画面上部の再開をタップすれば戻ります。

ルートおよび現在地の共有

複数人で別々に目的地に向かい、現地で集合するときなど、仲間があとどれぐらいで到着するのか、今どの辺にいるのかがわかると非常にいいと思います。
ルート共有と現在地共有ができる機能が備わっているのでそれを活用します。

あとは共有したい人の宛先を選択するだけです。

共有されると相手にはこのように表示れます。

相手の設定ルートと到着予定時刻、現在位置がアイコンで表示されます。
設定ルートがわかるので、例えば、ルート途中のどこそこのコンビニで合流しようといったことにも活用できます。もちろんのことですが、iOSアプリなので相手がiPhoneでないと共有はできませんのでご注意を。

Google Mapとの比較

基本的にやれることに大きな違いはありません。
グラフィックなどの見栄えや案内中の細かな情報量は「マップ」に軍配があがります。

航空写真の3D表示

「マップ」の方がランドマークが3D表示され非常にリアルです。
一例として東京タワーを表示し、比較してみます。

マップ
Google Map「航空写真」
Google Map「イラスト」

まず航空写真での3D表示ですが、「マップ」では東京タワーの他、周辺のビル群なども立体表示となっています。
一方、Google Mapではイラストでは立体表示となるものの、航空写真では立体表示とはなりません。
こうして比較すると「マップ」の作り込み具合がよくわかります。

案内中の表示

ルート案内時の画面で気になった違いは次の2点です。

  • 「マップ」では制限速度も表示される
  • ルート案内時の立体表示

実際の画面で比較してみます。

「マップ」の案内中画面

「Google Map」の案内中画面

「マップ」では画面左上に制限速度が表示されますが、Google Mapではありません。
また建物などのイラスト表示も「マップ」では建物などが立体表示されており、作り込まれている印象です。
全体的にも個人的に「マップ」のほうが案内画面は見やすいと感じています。

経路選択

経路選択方法もそれぞれ若干異なりますが、「マップ」の方が簡単です。

マップでは経路候補がリストで表示され、希望経路を選択できますが、
Google Mapではリスト表示されず、希望経路の選択は地図上の経路表示をタップして選択することになります。

「マップ」①
「マップ」②
Google Map

このGoogle Mapでの希望経路のタップが結構やっかいで、ちょっとでもタップ位置がずれると、選択されなかったり、ランドマークのアイコンを誤ってタップしてしまうなど、選択がしにくいです。
その点、マップではリスト一覧から選択できるので簡単です。

ルート条件の設定が簡単

目的地を検索し、設定する際の条件指定(有料道路・高速道路の利用有無)は「マップ」の方が簡単です。
結論から言うとGoogle Mapの方が2アクション多く面倒です。

  • 「マップ」

「マップ」では次の3アクションで指定ができます。

検索経路表示条件指定

所要時間をタップ
経路画面下部に表示される

目的地検索をした際のルート候補表示時に選択用のスライドバーが一発で表示されます。

  • Google Map

一方のGoogle Mapでは次の5アクションでの指定となります。

検索経路表示画面右上の3点マークをタップ経路オプションをタップ条件指定

画面右上の3点マークをタップ
経路オプションをタップ
経路オプション画面

このように複数アクションが必要で非常に面倒です。

その他にも細かな違いはありますが、それぞれ比較して個人的に気になった点は以上です。
どちらが見やすい、使いやすいは個人差があると思いますが、以上の違いをご参考にしていただき、選んでいただければと思います。

車の駐車位置表示にも対応

iPhoneをカーナビとBluetoothで接続していれば、駐車位置も表示してくれます。
エンジンを切って自動車との接続が切れた地点を駐車位置としてマップ上に表示されるという仕組みです。
土地勘のないコインパーキングなどに駐車し、お出かけした後の帰りに、車まで案内してくれるので便利です。

マップ上の駐車地点に「駐車中車両」という文言と自動車アイコンが表示されます。
こちらをタップして経路を選択すれば、駐車位置までのルート案内を開始できます。

Apple Watchがあればさらに便利

Apple Watchを持っていれば、ウォッチ上で簡易的な操作ができたり、ナビ案内が表示されます。
また右左折が必要な交差点直前ではウォッチが振動し、注意喚起をしてくれます。
これだけの為にApple Watchを買う必要はありませんが、お持ちの方は組み合わせて使ってみるといいと思います。

個人的にはApple純正「マップ」だが、好みの問題

主に「マップ」の機能を紹介しながら、Google Mapとの比較をしてきました。
個人的には「マップ」のほうがよく作り込みがされており、使いやすいと感じました。
ただし、感じ方には個人差もあり好みの問題だと思いますので、本ブログをご参考にいただきながら、ご自身にあった方を使っていただければと思っています。
もちろん、Google Mapにしかできないこともあるので、利用用途によって選択肢もかわってくると思います。

以上、「マップ」の紹介でした。