ソニーFX30でのマイク運用について

ソニーの神マイクと言われているECM-B1Mの小型版としてECM-B10が今年の7月に発売されました。

先日FX30を購入しましたが、そちらにあわせてこのマイクについても購入しました。
音質を重視する場合は本製品を使用しますが、機動性を重視したい場合は内蔵マイクでの撮影を想定しており、使い分けを行っていくので、ECM-B10の紹介に加えて、内蔵マイクで撮影する際のオススメアイテムについても紹介したいと思います。

ソニーECM-B10の概要

ソニーの神マイクと言われるECM-B1Mの小型版として今年の7月に発売されました。

重さ72gのコンパクトな本体で高音質録音ができ、3種類の指向性パターンを簡単に切り替えできること、マルチインターフェイスシューに対応し、バッテリーレス・ケーブルレスで運用できることが特徴です。

それでは中身を見ていきます。

同梱品

中身は本体の他、ウィンドスクリーン、ポーチ、マニュアルとなっています。

本体サイズは非常にコンパクトで、重量も72gと軽量です。
ケーブルレスで接続できるので、持ち運ぶ際の煩わしさもありません。

FX30に装着した様子

指向性は鋭指向性、単一指向性、全指向性から選択できますが、本体の物理スイッチで簡単かつ素早く切り替えることが可能です。

指向性は物理スイッチで切り替え

スイッチの一番上は「鋭指向性」で、指向性が強く正面の音を強調して録音します。中央は「単一指向性」で、背後の音は抑えつつ、前方の音を幅広く収録可能です。一番下は、「全指向性」で、すべての方向に等しく感度を保つことができ、周囲の環境音なども録音することができます。

その他、フィルター機能も物理スイッチで切り替えすることができ、雑音を除去する「ノイズカットフィルター」、風切り音や振動ノイズなど不要な低音域を低減する「ローカットフィルター」、フィルターオフの3種類から選択することができます。

またデジタルオーディーインターフェース対応カメラであればノイズを抑制した高音質録音が可能となります。FX30以外の対応カメラは以下の通りです。
α1 / α9Ⅱ / α7R Ⅳ / α7S Ⅲ / α7 Ⅳ / α7C / ZV-E10 / FX3。

内蔵マイクで撮影する場合

内蔵マイクで撮影する場合に必要となることは、風切り音対策かと思います。通常の外部マイクであればウインドスクリーンを被せて対策をしますが、内蔵マイクの場合はマイク部を覆えるものが必要となります。

FX30にマッチするものを探していたところ、サイズ感がピッタリの神アイテムを見つけました。

それはSmallRigのウィンドスクリーンになりますが、Nikon Z30用の「SR3859」がFX30のマイク部にジャストフィットします。これをカメラのホットシューに装着します。

上から
横から

FX30の内蔵マイクはホットシューの両サイドに搭載されていますが、このホットシュー装着部の両サイドにモフモフがあるデザインで、内蔵マイクをちょうど覆えるようになっています。

マイクは本体上部のホットシュー横にあります
装着した様子

これによって内臓マイクでも風切り音を低減させることができるようになります。
取り外しも簡単なので、外部マイクと使い分ける運用でも苦労しません。

まとめ

このECM-B10に対応しているカメラをお持ちで、これから音質を重視していきたいという方が導入するマイクとしてはかなりオススメできる商品です。ただ価格としては2万円以上しますので、価格面でハードルが高いと思われる方は、あわせてご紹介したSmallRigのウィンドスクリーンを活用するなどして音質対策を行なってはいかがでしょうか。