左手デバイスLoupedeckシリーズの最新作「Loupedeck Live S」をレビュー

私は動画編集や写真編集の操作、ショートカットの呼び出しなどを片手で操作できる便利ツールLoupedeck CTを使用しています。こちらについては当ブログでも以前にご紹介しています。

過去にLoupedeck CTのご紹介をした記事はコチラ。

そんなLoupedeckシリーズの最新作であるLoupedeck Live Sをこのたび手に入れましたのでご紹介したいと思います。

クラファンサイト「CAMPFIRE」で事前予約を9月に行っており、先月届きました。

設定方法や使用方法など大まかな部分はCTと共通しているところもあり、本記事では詳細は割愛させていただきます。気になる方は上記の過去記事をご確認ください。

Loupedeckシリーズの超小型版「Loupedeck Live S」

Loupedeckシリーズの主なラインナップとしてはこれまで、私がこれまで使っている「CT」、その小型版である「Live」があり、今回新たにシリーズ最小モデルとして「Live S」が登場しました。

付属品はLoupedeck Live S本体、USB-C to Cケーブル、USB-C to Aアダプタ、本体スタンドとなります。

中身は非常にシンプルな構成

本体はタッチスクリーンが15個、ダイヤルが2個、物理ボタンが4個の構成となっています。専用のソフトを用いることで、それぞれに対して機能を割り当てることができます。

Loupedeck Live Sの本体

接続端子はUSB-Cとなっており、付属のUSB-C to CでPCと接続します。USB-Aの変換アダプタも付属していますので、接続する機器側にUSB-Cポートがなくても問題ありません。

サイズ感について

今回の一番のポイントはそのコンパクトさと軽さです。この大きさであれば持ち運びにも嵩張ることなく、外出時の編集作業にも便利なサイズ感です。

大きさとしてはCTのちょうど半分ぐらいの大きさで、並べてみると大きさの違いが顕著にわかります。

CTと並べると大きさの違いは明らか

価格について

機能を絞り、コンパクト化したことによって、値段も低価格を実現しています。

従来モデル(Loupedeck Live)は購入に躊躇してしまう価格でしたが、Live Sでは1万円以上安くなりますので、導入のハードルはかなり下がったのではないでしょうか。

ちなみに私はクラファンでの早期購入ということもあり、33%OFFの17,980円で購入しています。

設定はLoupedeckソフトウェアで

ショートカットの割り当て等の設定は、これまでのLoupedeckシリーズと同様Loupedeckソフトウェアで行います。ソフトウェアはLoupedeckの公式ページからダウンロードすることができます。

Loupedeckソフトウェアでキーをカスタマイズ

各種ソフトごとにキー割り当てを設定でき、細かくカスタマイズすることができます。キーボードショットカットや行いたい動作や順序を設定できるマクロなど様々な機能が実装されています。

設定後の状態

私もまだカスタマイズは完成形ではないですが、どうすれば省力化が図ることができるか最適なキー配置を考えたり非常に楽しむことができます。
編集ソフトでの利用の他、日頃からよく使う動作としてログインIDやパスワードを記憶させていますが、ボタン一つでログイン情報の入力ができるのが、個人的に便利と感じています。

ダイヤルが少ない点はマイナスポイント

Loupedeck CTではRAW現像を行う際に、露出などの各種調整をダイヤルで行っていますが、Live S では2つしかダイヤルがなく、登録できる数に制約があります。CTではダイヤルが6つ両サイドに配置されており、6つ×ページ数分の割り当てを行うことができるので、それと比べると物足りなさを感じます。個人的には両サイドの物理ボタンをダイヤルにしてくれたほうが使い勝手がいいと感じました。

まとめ

ダイヤルが少ないことからより作業効率や利便性を求める場合は、価格は高いですがやはりCTがオススメです。特にLightroomでRAW現像を行う場合は、露出などのパラメータ調整をダイヤルで行う点からダイヤル数が多いほうが多くのパラメータ項目を設定できるためいいと感じました。外出先での編集など携帯性を重視する場合や機能の制約を割り切れるようであればLive Sを購入してもいいと思います。何といってもCTとの価格差がかなり大きいので、ここは大きな魅力であると思います。